ビビリ列伝
- 2019.04.30 Tuesday
- 18:30
のほほんとくつろぐシトラス兄弟。
そこへ、「ピンポーン」とチャイムの音が。
訪問者は宅配便の人でした。
荷物を受け取って、リビングに戻ると……、
あれ、はっさくだけ?
さっきまで一緒だったみかんは?
あっ。
いた。
その顔……。怯え過ぎでしょう(笑)。
兄弟だけど性格は正反対なシトラス。
はっさくは世界中の人と友だちになりたがってるんじゃないかと思えるほど社交的なタイプですが、みかんは家族しかいない世界で生涯を全うする決意をしているとしか思えないほどの引きこもりです。
だからといって、チャイムが鳴っただけで、ホラー映画でゾンビから逃げてる人みたいな表情で逃げ隠れするのはオーバーなんじゃないの?
姐さん「ビビリはみんなこんなものよ。下女だってしょっちゅう見てるじゃない。ほら、あの子を」
シマシマ「えっ、あたしのこと言ってる?」
そうだったそうだった。
以前、マンションのお掃除をしてくれている人がウチの玄関のドアにモップを当てた音がコトンとしただけで……、
カーテンの影にスライディングで滑り込み、
30分は出てこなかったことがあったね。
いやー、あのときは笑ったわ。
シトラスたちが来たばかりの頃も、生後2ヵ月の子猫たちに怯えて……、
布団に潜って出てこなかったねー。あははは。
シマシマ「みかんのヘタレ話をしていたはずなのに、どうして途中からあたしの過去を暴く会になってるのよ。失礼しちゃうわ」